インドのくるまレポート


Last update:2000/07/26

アンバサダー(Ambassador)

インドの国民車。すでに30年以上モデルチェンジ無しに作られつづけている。タクシーはほとんどこのタイプ。三菱のランサーなどをタクシーとして使用している場合もあるが運賃が1.5倍くらいしていしまうので、もっぱらこちらを利用した。
エンジンはいすゞ製のディーゼルを使っているらしい。Rover-Miniもすでに生産中止になったけどこちらはまだまだ現役。標準状態ではフロントもベンチシートでシートを前後に動かすことはできない。このため体の小さい人は腰のあたりにクッションをおいて運転するそうな。(そうしないとアクセル・ブレーキに足が届かない)

MULTI-SUZUKI  ZEN

スズキ自工のインドでの合弁会社。このZENという車は日本ではかつてセルボモードと呼ばれていた車種(現在生産中止)。エンジンは現地の事情に合わせて800ccとなっているが、しかしどこか日本のセルボより車高が低く感じる。調べてみると車幅が現行の新規格の軽自動車とほぼ同じ1475mmとなっている。日本のセルボは新規格前のものなので1400mm。この差がよりワイドにみえて結果的に車高が低く感じたのかもしれない。
これに4気筒1000ccエンジンを搭載して、日本でセルボモード・プチ・プラスなんて名前でSUZUKI スイフトの弟分的に販売してもいいかもしれないと思った。(もちろん安くなくちゃだめよ)

また現行のWAGON−Rもこちらで販売されているがエンジンは先代のWAGON−Rワイドの4気筒1000ccを搭載しているようだ。広いし安いしそこそこ人気があるようだが、一部の人からは見た目が「オート力車」みたいだなぁという意見も。

その他、現地で販売されているSUZUKIの車種としてはほかに、先・先・先・代?のアルト、先・先・代のエブリー(ハイルーフじゃないやつ)、カルタスエスティーム、カルタスクレセントなど。

なお、SUZUKIの車種はハッチバックタイプが多いのだがリヤワイパーは基本的についていない。さらにドアミラーは右側だけが標準で左側はオプションになる。なんで?と聞いてい見ると基本的にインド人は後ろをあまり気にして運転しないからだそうだ。。。どおりでクラクションを頻繁に鳴らすわけだ。エアバッグなんて、なんですかそれ?状態。

HONDA CITY

名前はCITYだが、中身は日本のシビック。HONDAの車はSUZUKIなどと比べてサイズ的に大きいので比較的高級な位置付けになっているようだ。エンジンは1300ccと1500cc。1600ccのはないようだ。現状ではインド生産ではなくシンガポールからの輸入らしい。また、最近アコードも現地で販売開始されたが、こちらは逆に日本のより大きい2,300ccのエンジンを搭載している。

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